天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

呆れたような声音で言われ、ヘレンは肩を竦めて再び顔を俯けた。




「す、すみません………」




静かな部屋の中でも聞き取れないほど弱々しい声で、ヘレンは謝った。





ハンナがまた息を吐く。




「あのねぇ、あんた………」




これ以上きついことを言われたくなかったヘレンは、「ごめんなさい!」と先に謝る。





「………あたし、親にもいつも怒られてるんです………。


いつもぼそぼそ喋って、陰気な顔してるから、見てるこっちまで嫌な気分になる、って………。


不快にさせたのなら、ごめんなさい……」





泣きそうな声でそう言うので、ハンナは目許を緩めた。





「………まぁ、いいさ」




ハンナは少し声を和らげた。




優しい声音に、ヘレンはそっと顔を上げる。