天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether









セカイが寝ている漁師小屋を出ると、ヘレンは足下に水溜りを見つけた。





水面に、からりと晴れた空が映っている。






ここ最近、この辺りはずっと雨の日が続いていた。




昨日から今日にかけては、いつになくよく晴れて、青空も顔を出したが、こんなに気持ちの好い天気は数週間ぶりのことだった。








ヘレンは、水溜りのほとりにしゃがみこんだ。





今日は風もほとんどないので、水面は穏やかである。





その揺るぎない表面に映る自分の姿を、ふぅ、と溜息を吐きながらヘレンは眺めた。