その時、チキュの視線が不意に落とされた。
酔いに潤む瞳で、じいっと見つめていたのは、ミカゲの白皙の顔である。
ミカゲもそれに気づき、視線を上げた。
チキュの顔はヴェール越しで、燭台の灯りを受けてもほとんど顔形は分からなかった。
もちろん、その表情を読み取ることもできない。
しかし、そのヴェールの奥から自分に遠慮なく向けられている真っ直ぐな双眸を、ミカゲは感じた。
「ーーーアカネ様、でしたかしら。
私の顔が、どうかいたしました?」
あまりにも見つめられて居心地が悪くなり、ミカゲは丁寧に訊ねた。
しかし、返事はなかった。
そのまま、婚約者のタツノに引き摺られるようにして、ソガノの席の方へと戻っていく。
酔いに潤む瞳で、じいっと見つめていたのは、ミカゲの白皙の顔である。
ミカゲもそれに気づき、視線を上げた。
チキュの顔はヴェール越しで、燭台の灯りを受けてもほとんど顔形は分からなかった。
もちろん、その表情を読み取ることもできない。
しかし、そのヴェールの奥から自分に遠慮なく向けられている真っ直ぐな双眸を、ミカゲは感じた。
「ーーーアカネ様、でしたかしら。
私の顔が、どうかいたしました?」
あまりにも見つめられて居心地が悪くなり、ミカゲは丁寧に訊ねた。
しかし、返事はなかった。
そのまま、婚約者のタツノに引き摺られるようにして、ソガノの席の方へと戻っていく。



