近づいてみると。
天敵であるはずのミチハと、初対面であるはずの高貴な皇太子殿下と、臆することなく肩を組んでいるのが分かった。
(………馬鹿じゃないのか? こいつは。
いや、確実に馬鹿だな。
よぉく分かった)
タツノは溜息を吐きながら思った。
とりあえず、謝ろう。
謝っても何ともならないだろうが、今は謝る以外に術はない。
タツノはクオンの前に膝をついた。
「………皇太子殿下。
我が愚妻が大変な失礼を致しました。
まだ年若い娘で、礼儀も常識も弁えておりません。
これから私が責任を持って教育いたしますので、今回は何卒お許しを………」
火花の散りそうな張り詰めた空気から一転。
突然に初対面の臣下の婚約者に肩を組まれるという謎の状況に陥り、さすがのクオンも目を丸くしていた。
タツノが謝罪をしてきたので、とりあえず咳払いをしてから答える。
「………あぁ、案ずるな。
気にしていない」
天敵であるはずのミチハと、初対面であるはずの高貴な皇太子殿下と、臆することなく肩を組んでいるのが分かった。
(………馬鹿じゃないのか? こいつは。
いや、確実に馬鹿だな。
よぉく分かった)
タツノは溜息を吐きながら思った。
とりあえず、謝ろう。
謝っても何ともならないだろうが、今は謝る以外に術はない。
タツノはクオンの前に膝をついた。
「………皇太子殿下。
我が愚妻が大変な失礼を致しました。
まだ年若い娘で、礼儀も常識も弁えておりません。
これから私が責任を持って教育いたしますので、今回は何卒お許しを………」
火花の散りそうな張り詰めた空気から一転。
突然に初対面の臣下の婚約者に肩を組まれるという謎の状況に陥り、さすがのクオンも目を丸くしていた。
タツノが謝罪をしてきたので、とりあえず咳払いをしてから答える。
「………あぁ、案ずるな。
気にしていない」



