「それなのにさぁ!!
なんか君たちがこっちでこそこそ、ギスギスしてるからさ!!
楽しい気分も半減しちゃうじゃん!!
ちょっとは周りの迷惑も考えろよ!?」
自分が迷惑をかけていることなど、もちろん念頭には一欠片もない。
傍若無人を体現したかのようなその姿を、タツノもあんぐりと口を開いて見つめていた。
(…………何やってんだ、あいつは)
いつの間に、皇太子殿下の席まで行っていたのか。
タツノが天皇とタカハと話し込んでいる間に、大人しく座っていたはずのチキュが、姿を消していた。
気がついて首を巡らそうとすると、背後からあの笑い声が聞こえてきたのだ。
なんか君たちがこっちでこそこそ、ギスギスしてるからさ!!
楽しい気分も半減しちゃうじゃん!!
ちょっとは周りの迷惑も考えろよ!?」
自分が迷惑をかけていることなど、もちろん念頭には一欠片もない。
傍若無人を体現したかのようなその姿を、タツノもあんぐりと口を開いて見つめていた。
(…………何やってんだ、あいつは)
いつの間に、皇太子殿下の席まで行っていたのか。
タツノが天皇とタカハと話し込んでいる間に、大人しく座っていたはずのチキュが、姿を消していた。
気がついて首を巡らそうとすると、背後からあの笑い声が聞こえてきたのだ。



