天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

「おいおいおい〜??



なーんかピリピリしてんなぁ!!



どぉしちゃったの〜、君たち??」






ーーーチキュである。





顔はヴェールに隠れているのでよく見えないが、胸元が真っ赤に染まっている。




ふらふらと千鳥足で近づいてきて、睨み合っていたクオンとミチハの間にどっかりと座り込んだ。





やけに明るい大声であははと笑う。






「いやー、いいねぇ、ウタゲってのは!!



色んな人と友達になれるしさっ!!




みぃんな笑顔で、見てるだけで楽しくなっちゃうよな! な!!」






右手でクオンと、左手でミチハと、馴れ馴れしく肩を組んだ。





クオンとミチハは勿論のこと、傍らで見ていたミカゲとアスカもぽかんと口を開いている。




しかしチキュは構わずに喚き続ける。