楽し気に語り合う二人を傍らに、クオンはどこへともなくぼんやりと目を向け、空になった杯を弄んでいた。
それに気がついたアスカは、つんつんとミカゲを突つく。
「見て、ミカゲ。クオンが…」
「あら、何ぼーっとしてるのかしらね」
「珍しいよね」
「お酒に酔ったのかしら………」
「どうだろう………」
そこでクオンは自分に注がれる視線に気づき、「ん?」と首を巡らせた。
「あっ、気がついた」
「クオン、何を考えてたの?」
クオンは「別に………」と口を開きかけたが、はっと視線を移した。
その先に、顎髭を撫でながら近づいて来るミチハがいた。
それに気がついたアスカは、つんつんとミカゲを突つく。
「見て、ミカゲ。クオンが…」
「あら、何ぼーっとしてるのかしらね」
「珍しいよね」
「お酒に酔ったのかしら………」
「どうだろう………」
そこでクオンは自分に注がれる視線に気づき、「ん?」と首を巡らせた。
「あっ、気がついた」
「クオン、何を考えてたの?」
クオンは「別に………」と口を開きかけたが、はっと視線を移した。
その先に、顎髭を撫でながら近づいて来るミチハがいた。



