「ーーー陛下。
お招きいただき、光栄の至りでございます。
お初にお目にかかります。
ソガノ家のタツノと申します」
タツノは天皇に向かって拝礼した。
天皇は微笑んで、自ら座を示した。
「よい、よい、タツノだったな。
とにかく座れ」
タツノは一礼して腰を下ろした。
チキュを促して、隣に座らせる。
「ほう、それがそなたの奥方になるのかな?」
天皇が目許を綻ばせて訊ねると、タツノはにやりと微笑んだ。
「そうです。
………この者が、我が許嫁、アカネでございます」
「……………は??」
チキュはヴェールの中でぽっかりと口を開いた。
「………なんだって? タツノ」
お招きいただき、光栄の至りでございます。
お初にお目にかかります。
ソガノ家のタツノと申します」
タツノは天皇に向かって拝礼した。
天皇は微笑んで、自ら座を示した。
「よい、よい、タツノだったな。
とにかく座れ」
タツノは一礼して腰を下ろした。
チキュを促して、隣に座らせる。
「ほう、それがそなたの奥方になるのかな?」
天皇が目許を綻ばせて訊ねると、タツノはにやりと微笑んだ。
「そうです。
………この者が、我が許嫁、アカネでございます」
「……………は??」
チキュはヴェールの中でぽっかりと口を開いた。
「………なんだって? タツノ」



