「まじかよ〜!!
雪って、あんなにきれいなのに!!
冬に降って来て、地面に積もると、一面真っ白だ。
それに陽が当たると、銀色にきらきら光るんだよ。
………あの人の髪は、その銀色の雪原にそっくりだよ」
チキュがうっとりとしたように光宮の髪を眺めているので、タツノもその雪景色というものを見てみたくなった。
「見てみたいな………」
囁くようにタツノが言うと、チキュは笑顔を浮かべて振り向いた。
「冬になったら、一緒に見に行こうぜ!
オレが案内してやるよ!!」
タツノもにっこりと笑った。
それは、いつもの皮肉な笑みではなく、心からの笑みだった。
雪って、あんなにきれいなのに!!
冬に降って来て、地面に積もると、一面真っ白だ。
それに陽が当たると、銀色にきらきら光るんだよ。
………あの人の髪は、その銀色の雪原にそっくりだよ」
チキュがうっとりとしたように光宮の髪を眺めているので、タツノもその雪景色というものを見てみたくなった。
「見てみたいな………」
囁くようにタツノが言うと、チキュは笑顔を浮かべて振り向いた。
「冬になったら、一緒に見に行こうぜ!
オレが案内してやるよ!!」
タツノもにっこりと笑った。
それは、いつもの皮肉な笑みではなく、心からの笑みだった。



