タツノがチキュを見ていると、振り返って訊ねてきた。
「な、あの光宮って人。
なんであんなに白いんだ? 髪も肌も」
「ああ。生まれつきだと言うぞ。
身体に色を持たない体質らしい」
「へぇ………不思議なこともあるもんだなぁ。
でも、すごくきれいだ。
あの髪、雪の色だ」
タツノは聞き慣れない言葉に眉を顰めた。
「なんだ? 雪の色って」
今度はチキュが眉を顰める番だ。
「はっ? 天国って、雪も降らないのか?」
「いや、雪は降るが………。
色なんて考えたことなかったな」
タツノが平然とそう言うので、チキュは目を剥いて驚いた。
「な、あの光宮って人。
なんであんなに白いんだ? 髪も肌も」
「ああ。生まれつきだと言うぞ。
身体に色を持たない体質らしい」
「へぇ………不思議なこともあるもんだなぁ。
でも、すごくきれいだ。
あの髪、雪の色だ」
タツノは聞き慣れない言葉に眉を顰めた。
「なんだ? 雪の色って」
今度はチキュが眉を顰める番だ。
「はっ? 天国って、雪も降らないのか?」
「いや、雪は降るが………。
色なんて考えたことなかったな」
タツノが平然とそう言うので、チキュは目を剥いて驚いた。



