一行はやっとのことでアマラマ山の頂上に到着すると、羽衣を羽織って天国へと翔び立った。





しばらくの飛翔を経て、天島へと降り立つ。



タツノはほっとしたように安堵の息を吐いた。








天宮の門に立つ、槍を持った衛兵たちの間を、何食わぬ顔で通り抜ける。




衛兵たちもタツノの顔は見知っているので、特に気にすることもなく、深々と敬礼をして見過ごしてくれた。