隣で声を潜めた如月の息の声が聞こえた。

「なんで…
こんなところにいるんだよ!?」

僕はただ、嘆くように叫んでいた。


昔、2人で
一緒にデビューしたいね!って
言ってた頃のこと、
朧気に思い出した。

いや、ずっと思ってたんだって気づかされた。