だからこそ、悠クンに会えた。


だけど、幼い頃のあたしは
両親に捨てられたという事実に
傷は深くなり、愛を恐れた。

愛なんてあり得ない。
いつかは消える儚いもの。

ずっとそう思っていた。


だから、悠クンとの関係は心地よかった。