「悠クン!」 あの日からもう一月くらい経ち、 季節はすっかり夏で いわゆる夏休みの時期になっていた。 あれ以来、 遼夜さんは至って普通で、 僕も菜奈も気にしなくなっていた。 それよりも、 菜奈の宿題を終わらすのが 今の僕らの問題だ。