「じゃあ、帰ろっか」


僕の声に笑顔で菜奈は頷いた。

ライブで疲れた体を
菜奈の笑顔で癒やしながら
僕らは施設へとゆっくり、歩き出した。

いつも通り、
隣で小さく歌う君を横目で見ながら