「こんなところ? ここにしか居場所ない人もいるのに? 不思議なこと言うんだね、悠クンは…」 聞き覚えのある声。 とても懐かしくて、 未だに胸ときめく。 そして、この呼び方で 僕を呼ぶのはたぶん、この世で1人だけだ。 そんなはずはない。 僕は菜奈に嫌われても仕方ないんだから。 話しかけてくれるわけない。 そう分かっているのに聞いてしまった。