でも、その涙は悲しみの涙に見えなかった。 なんていうんだろう? 喜びの涙? 嬉し泣き? とりあえず、 悲しそうに見えない泣き笑顔に 僕は救われたんだ。 「菜奈ちゃーん! 悠太くーん! いるなら返事してー!!!!」 この声が聞こえるまで僕はずっと君をただ眺めていたんだ。