僕は喫茶店を出た。

とたんに汗が噴出す。

僕は額の汗をハンカチで拭いながら空を見上げた。

ギラギラと照り付ける太陽。

ジットリと湿気を帯びた熱風。

何て暑さだ。

僕は携帯を取り出すと時間を確認した。

午後3:00を少し回った所だった。

この喫茶店に2時間以上もいた事になる。

僕は、携帯をジャケットのポケットに突っ込むと、駅に向かってのろのろと歩き始めた。