優輝君へ

こんなあたしと今まで仲良くしてくれて本当にありがとうね。

PS 秀美を絶対に守ってあげてね☆

突然に、ぐっと悲しみが込み上げる。

僕は天を仰いだ。

目の端に涙が滲む。

僕はゆっくりと顔を降ろした。

「わざわざ、ありがとうございました」

「いいぇ」

お母さんは深々と頭を下げた。