僕は寝室のドアを開いた。

やはり誰も居ない。

秀美はいったい何処へ行ったのだろうか。

僕は部屋に入るとすぐにクーラーを入れた。

すぐに涼やかな風が吹き出す。

僕はそれからいったん台所に戻ると、ユニットバスのドアを開いた。

もしかしたらここに秀美が身を隠しているかもしれないと思ったのだ。

しかし、やはりここにも秀美の姿はなかった。

秀美は本当に何処に行ってしまったのだろうか?

僕は、小さなため息を一つ吐くと、再び寝室へと戻った。