そのまま葬儀会場のある和室へと入る。

部屋の中はすでに葬儀の参列者で一杯だった。

正面には立派な祭壇が設けられ、尚子ちゃんの遺影が飾られている。

こうして見ても、やはり尚子ちゃんは凄く綺麗だった。

何故、自殺なんてしたんだろう。

いまだに信じられない。

僕はそんな事を考えながら参列者の末席に座った。