それに呼応するかのように今度は五芒星が淡く輝き始めた。

それはクリスタルと共に次第にその輝きを増していく。

僕は目を見張った。

有り得ない・・・。

目の前で繰り広げられている事がやはりすぐには信じられなかった。

ここ数日、不思議な事なら嫌と言うほど見て来たはずなのに・・・。

しかし、やはりこれは現実なのだ。

この世界にはまだまだ僕等の計り知れないものが確かに存在しているのだ。

やがて光は眩いばかりに辺りに溢れた。

そして、ゆっくりと消えて行った。