「でも、秀美はそんな所で何をしているのでしょうか?」

冬子さんがふっと顔を曇らせる。

「はっきりとした事は言えませんが・・・。

強いマイナスの気を感じます」

僕はうかがうように冬子さんの顔を覗き込んだ。

「どういう意味ですか?」

「秀美さんは・・・。

自ら自分の命を絶とうとしているのかも知れません・・・」

僕は思わず呻いた。

「まさか・・・」