「さみしいの・・・」

再びそれがささやく。

ついに僕の理性がぶっ飛んだ。

僕は狂ったように叫びながら暴れ始めた。

手が足がユニットバスの壁に当たり、破けた皮膚から血が噴出す。

しかし、どんなに暴れてもそれを振りほどく事は出来なかった。

「さみしいの・・・。

抱いて・・・」

ヒッと短い悲鳴が僕の口から漏れる。

誰か・・・。

助けて・・・。