ピシリ

と、ガラスにヒビが入る。

携帯はそのまま床に落ちカラカラと音が響いた。

後ろを振り向き様にドアに取り付く。

僕はガタガタと必死にドアノブを揺すった。

しかし、やはり、ドアはピクリとも開かなかった。