携帯で時間を確認する。

ジャスト1:00だった。

冬子さんは時間に正確な人らしい。

そんな事を考えながら僕は言った。

「じゃ、行きましょうか?」

冬子さんがコクリとうなづく。

「えぇ」

僕達は並んで歩き始めた。

駅前の通りを左に折れる。

秀美のマンションはここから歩いて20分位だ。