「でも、秀美ちゃんなら大丈夫だよ」

僕はゆっくりと目を開いた。

身を起こす。

僕は敬子ちゃんの目を食い入るように見詰めた。

「なんで?」

「だって、秀美ちゃんは川井君達を止めようとしたって話しだし・・・」

「そうなの?」

敬子ちゃんがこくりとうなづいた。

「うん。

誰かが言ってた・・・」