「うん。

秀美いないんならする事ないし・・・。

暇ならお茶でも付き合わない?

奢るし・・・」

敬子ちゃんの瞳がクリクリッと動いた。

「えっ!

奢ってくれるの~。

行く行く」

思わず苦笑う。

可愛いもんだ。

僕達は連れ立って劇団の向かいにある喫茶店へと向かった。