僕はコクリとうなづいた。

それなら、大丈夫だ。

僕に心当たりがある。

「では、明日、秀美の部屋に一緒に行ってみませんか?

合鍵があります」

冬子さんの顔に喜色が浮かんだ。

「えぇ、それは良い考えですね。

それならかなり正確に霊視出来そうです」

僕はおもむろに手帳を取り出した。

「では、何時にどこで待ち合わせしましょうか?」

冬子さんが少し考え込む。