「で、これからどうしましょうか?」

僕は冬子さんにこれからの事を聞いた。

「そうですね。

明日にでも秀美さんの居場所を霊視してみましょう」

冬子さんの力はさっきまざまざと見せ付けられたばかりだ。

あの悪霊を難なく追い払ったのだ。

期待できそうだ。

「そのためには・・・」

冬子さんが言葉を継いだ。

「何か秀美さんの念の残っている物が必要です」