僕は再び前に向き直った。

一瞬凍りつく。

ゾクゾクっと体の芯から凍えるような悪寒。

僕はゴクリと生唾を飲み込んだ。

青白い炎がゆらゆらと空中を漂っている。

一つ、二つ、三つ、全部で四つ。

ゆらゆらと空中を漂っている。

あれはいったい何なんだ?

と、その時、

パン パン

と、けたたましいラップ音が鳴り響いた。

ビクッと身が縮む。

次いで、窓枠がガタガタと激しく鳴り始めた。