「た、たまたまだろ。
ほら話続けろよ。」
あたしが平静を装って言うと、
「続けてもいいの?
怖いんでしょ?」
沖田が馬鹿にするように笑った。
「…怖くねぇし。
妖怪の話じゃないから面白そうだし。
…最後まで聞いてやるよ。」
あたしが覚悟を決めてそう言うと、
「日向がそこまで言うならいいけど?」
沖田がククッと笑いを堪えながら言った。
怖いの丸分かりなんだけど。←
と沖田が言ったのは聞こえない聞こえない!!
それから、あたしの地獄な時間が
始まった←
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「あー、面白かったw(日向がw)
じゃあ、今日はお開きー」
そう言って、幹部共が出て行った後の部屋で、あたしは一人、溜息をついた←
…意地を張ったのが悪うござんした←
皆さんもうお察しかもしれないが、
あたしは妖怪の話は大丈夫でも、
幽霊の話は全くダメ←
だって、あれじゃん!?
半透明とか気持ち悪いじゃん!?
恨みとかって怖いじゃん!?
妖怪はちゃんと実体を持ってるし、
恨みとかじゃないし!!
あたしは、さっきの怪談を頭から消し去るように頭を横に振り、布団を敷いた。
そして、暑いけれど、
周りの音をシャットアウトするように
布団の中に潜り込んだ←
そして、目をぎゅっと瞑った。
が。
…。
「…っ。」
風が吹いているのか、
庭の方からザワザワと音がする。
そして、
思い出したくないのに、
ふとさっきの怪談を思い出す。
「〜っ!」
こ、怖すぎるんですけど!?
涼しくなって快適に寝れるどころか、
怖くて全く寝れないんだけど!?
沖田コノヤロー!!!!
あたしは心の中で怒鳴りながら、
傍らにおいていた刀を手にとった。
そろそろと布団から出ながら
あたしは覚悟を決めた←
「ゆ、幽霊なんて斬ってやるよ…!」
カタッ
「ヒィッ!!!!」
と、覚悟を決めた瞬間、
部屋の中の何気無い物音にビビるあたし←
こんなんじゃ、白狐として情けない!!
とりあえず、庭だけ確認して
すぐ寝よう!うん!
あたしは、刀をぎゅっと握りしめ、
襖にそっと手をかけた。
そして、
「とりゃあ!!」
スッパーン!!!
と勢いよく襖を開けたそこには…!!!
「…何もいるわけないよね、うん←」
いつもと変わらない庭の風景に、
あたしは冷や汗を流しながら、
溜息をついた。
というか、いられたらあたし、
発狂してるかもよ←
あたしはまた溜息をつき、
部屋に戻ろうとした←
が。

