「わぁー!2人共速いっ!」
すももちゃんもタタッと2人を追う。
けれどすももちゃんはすれ違う時、私の耳元に囁いた。
「久流君のこと・・・忘れないでね?冬香。」
冷たい声に、ドクンと心臓が鳴ったときにはすでに、すももちゃんたちは遠く離れて行っていた。
・・・・・・・・・すももちゃん・・・私、できそうにないよ・・・。
私は、俯きながら歩き始めた。
だって、久流君に言い出せないし・・・それに・・・それに・・・
すももちゃんと久流君に、付き合って欲しく、ない・・・。
ふっと、浮上してきたその思いは、私を罪悪感でいっぱいにさせた。
友達なのに・・・なんてこと思っているんだろう。
そう。
罪悪感でいっぱいになるのに、心のどこかで私は確かにそう思っているんだ。
すももちゃんと久流君に付き合って欲しくないって。
なんで?
なんで、そんな嫌な事思うの?
自分の心に尋ねてみたら、ふとある考えが過ぎった。
もしかして、私が、すももちゃんのこと嫌いだから――?
その考えは、更に私の心を重くさせた。
本当、何思ってるの私。友達でしょ?最低だよ・・・。
けど、やっぱり、すももちゃんたちといると、息苦しい。
それは、嫌いだから?苦手だから?友達、なのに?
「・・・・・・・・・分かんないよ・・・。」
かすれた声で呟いた。きっと誰にも気付かれない呟き。
コンクリートで固められた地面を見つめながら、私は学校へと歩き続けた。
・・・分からない。
私が、どうしてすももちゃんと久流君に付き合って欲しくないと思うのか。
どうしてこんなに――もやもや、するのか。
分かんないよ・・・・・・
私は、コンクリートに向かって、助けを求めた。
すももちゃんもタタッと2人を追う。
けれどすももちゃんはすれ違う時、私の耳元に囁いた。
「久流君のこと・・・忘れないでね?冬香。」
冷たい声に、ドクンと心臓が鳴ったときにはすでに、すももちゃんたちは遠く離れて行っていた。
・・・・・・・・・すももちゃん・・・私、できそうにないよ・・・。
私は、俯きながら歩き始めた。
だって、久流君に言い出せないし・・・それに・・・それに・・・
すももちゃんと久流君に、付き合って欲しく、ない・・・。
ふっと、浮上してきたその思いは、私を罪悪感でいっぱいにさせた。
友達なのに・・・なんてこと思っているんだろう。
そう。
罪悪感でいっぱいになるのに、心のどこかで私は確かにそう思っているんだ。
すももちゃんと久流君に付き合って欲しくないって。
なんで?
なんで、そんな嫌な事思うの?
自分の心に尋ねてみたら、ふとある考えが過ぎった。
もしかして、私が、すももちゃんのこと嫌いだから――?
その考えは、更に私の心を重くさせた。
本当、何思ってるの私。友達でしょ?最低だよ・・・。
けど、やっぱり、すももちゃんたちといると、息苦しい。
それは、嫌いだから?苦手だから?友達、なのに?
「・・・・・・・・・分かんないよ・・・。」
かすれた声で呟いた。きっと誰にも気付かれない呟き。
コンクリートで固められた地面を見つめながら、私は学校へと歩き続けた。
・・・分からない。
私が、どうしてすももちゃんと久流君に付き合って欲しくないと思うのか。
どうしてこんなに――もやもや、するのか。
分かんないよ・・・・・・
私は、コンクリートに向かって、助けを求めた。



