変わり者同盟

「あ。まずい、クロのこと忘れてた。」

久流君があっけらかんと言い、私から離れてクロのところに行った。


く、クロに見られてたっ・・・!!!

そう思うと、恥ずかしくてたまらなくなった。


俯いていると、久流君がクロを腕に乗せてきた。



「冬香、そういや、報告してないよな。俺ら。」


そして唐突に言ったのだった。



えっと・・・報告って・・・・・・あ、昨日私が泣いてた理由と、久流君のお母さんのことか・・・。



「まず、俺からだけど。

母さんは、後悔してないって言ってた。


俺と血の繋がった父さんと恋をしたことも。俺を産んだことも。

で、血の繋がってない父さんは、母さんが信用できないから、俺を育ててくれたみたいなんだ。


・・・・・・でも、やっぱり俺の父さんは、育ててくれた父さんだって思う。

そう思うのは、駄目、だと思うか?」


不安そうに私に聞く久流君に、私は首を振った。


「ううん、駄目じゃないと思う。

久流君がどう思うかは、久流君の自由だと思うから。」


久流君は、私の言葉に微笑んでくれた。


「・・・・・・サンキュー、冬香。」

「い、いえいえ。」


名前呼び、まだ継続してるんだ・・・。
ドキドキ、するよぉ・・・。


「で?冬香の方は?」


ドキドキしながらも、久流君に促された私は口を開いた。