変わり者同盟

すももちゃんの言葉が、頭の中をぐるぐる回る。

私は・・・私は、久流君が好きで・・・久流君の隣にいたい・・・。


でも・・・すももちゃんと久流君はお似合いだって、きっと皆が言うと思う。
そんなのは、分かってるんだ。


――どうしたら・・・いんだろう・・・。


すももちゃんみたいに素敵な子と張り合える自信なんて、最初から無い。

それでも、久流君が好きで、久流君の傍にいたいと思う私は、救いようの無い馬鹿なんだろう。


『うじうじしてるなら』すももちゃんのその言葉が、妙に私の心をぐらぐら揺さぶる。

確かに私は、うじうじしてる。
どうしようのない思いを抱えてるっていうのに、行動を起こそうとしていない。


だけど、今更どんな行動を起こせばいいの?

すももちゃんは、今日告白するんだよ?

久流君は・・・・・・・・・


嫌だ。

先を考えたくない。


もし久流君がすももちゃんを振ったとしても。

すももちゃんでさえ駄目だった久流君に、私なんかが敵うはずもない・・・

そう思うのは、不自然なのかな?
それとも、自然?


自然だとしたら、私ができることなんてない・・・。




「おーい、冬香ー。起きてるー?」


もんもんと考えていれば、眼前に菜子ちゃんの手がひらひら舞った。

顔を上げれば、心配そうな菜子ちゃんと美沙ちゃんの顔。


「冬香、力みすぎー」

「ポジティブにいかない?」


菜子ちゃんが私の肩をぽんぽん叩き、美沙ちゃんが優しく微笑んだ。