皮が剥けた

些細なことだが、私の精神はぐじゃくじゃだ。

指先の脈動が、小憎たらしくてたまらない。

ふと、絆創膏の上から傷口を触れば、意外と、肉までえぐっていたことに気付いた。

ほんの少し、クレーターのように窪んでいるのだ。

ああ……これは、放っておいたら本当に化膿するかもしれない。

立ち上がった私は、再び、救急箱の蓋を開けた。

プラスチック製の、白い小瓶を取り出す。

ラベルにはこうある。

オキシドール。