兄の父に対する憎しみは激しいけど、父は確かに会社倒産時に家族を巻き込み過ぎたけどです。


だけど兄が若い頃にはずっと仕送りしてたり野球してた時は良い道具を与えたり中学から高校くらいまではお金に余裕が出てきたら一番兄には色々与えてましたね。


父は今は最低限の物しかもたないです。


物欲はないみたいですが、たまにケンタッキーが食べたいとか言いますが高いので母に止められます。


必死に働いて会社を作って一時期は年商十億を越えてましたからね。


そういう点は尊敬も有るんです。



トンネルの下請けで年商十億を越えるってなかなか出来ないです。



今の僕のいる会社が年商三億から二億ですよ。




小さな所なんてそんなもんです。



トンネルの大きなのをしてた時でも五億はなかったですからね。



父を客観的に見てあげたら悪い所も沢山ですが美点も有るんです。



靴を買ってもって変えると妹に兄が良いじゃんです。妹の旦那も来てて内容を知ってるので恥ずかしくてね…



妹が外に買い物に行こうと連れ出されましたら憤慨してて我慢ならんみたいに怒ってました。



兄の前では絶対言えないので僕に言うんです。


分かる分かるだけど、仕方ないよですね…



暮らしてたらいかに父や母が苦労してるかだよと話しました。



妹にしたら頼れるのは僕なのでもっと稼いでなんとかしてとか言うけどそりゃお前なあ作業員で行けば一時的には稼げても浮き沈みが激しいのと家を開けられないだろです。



三十代の頃に作業員で僕が稼いでたのを妹知ってますからね。


たまに会うと高いものを買ってあげてたので給料聞かれて当時は悪くても手取りで六十は越えてましたからね。


良いと百に届いてましたね。その代わりに現場が上手く繋がらないと失業保険を二度取ってますから。


失業保険も最高額でしたし3ヶ月ほどで現場に戻ってましたから僕も借金払いながらイケイケでしたね。


妹は六歳違うのでそういう僕を見てて父のように会社を起こすのではと錯覚したようですね。



確かに何度か父とおじさんと僕での再建のチャンスは有りましたがことごとく運が悪く上手くいかなかったですね。


個人的にも会社をやらないかとの誘いもあったけど断ってます。


地方の土木が不景気なのにまたそんなのして失敗したくなかったからですね。



兄は父を非難ばかりするけど会社をやるって大変なんです。