「で、今日学園祭の仕事休むの?」 「……」 声に出すのも怖くなって、私はこくりと小さく頷いた。 ……せっかく、私を推薦してくれたのだから、しっかりやるべきなんだろう。 けれど、今の私にはその余裕がない。 皐月くんが、心配で。 きっと仕事に手が回らない。 「ふぅん」 水瀬くんは、目を細めてその言葉を咀嚼するように言うと、 「いいよ、別に」 と、言った。 「……へ?」 「いいよ、今日はそんなに仕事が大詰めなわけでもないから」 ありがとう、と言葉を続けようとしたそのとき。 「───ただし」