「本当の本当に?

うそじゃない?

人違いじゃないよね…?」



だってあの早瀬くんがだよ!?


早瀬くんが私を好きだなんて本当に夢のまた夢のようなことだよね。




「…は?
んなわけねぇだろ。

本当だよ」



ポロポロ




ヤバイ。

なんか涙出てきたよ…。




「なに泣いてんだよ」




「だ、だってええー。
嬉しくてえ」




本当の本当なんだよね…?


嬉しすぎてヤバイよ。



「はは、まさか泣くとは思わなかったよ」



早瀬くん、笑ってる顔かっこいい…。



てか!私の気持ちも伝えなきゃっ!



「あ…あの、私も早瀬くんのこと大好きだよ?」




私がそう言うと早瀬くんはフッと笑って




「あぁ、知ってるよ」





そう言った。