「別に泣いてないよっ?」 「…どっからどうみても泣いてんだろ? 早瀬のことか…? 大丈夫かよ…?」 バカにされると思ってた私にとっては 本当に予想外の言葉が返ってきた。 「…へ? ど、どうしたの? 不良正樹のくせに私の心配なんて…。」 言い忘れてたが、正樹はかなり不良くん。 明るい髪色に耳にはたくさんのピアス。 周りにいる男子は怖い人たちばっかり…。