早瀬くん、好き。





「なに?

また何か用?」


俺はそんなことを考えながらドアのとこにいる鮎原に冷たく声をかける。


なんでこいつにはこんな冷たくしちゃうのかわかんねぇけど…。


まぁ、もともと女に冷たい俺だが鮎原にはもっと冷たくしちまう。


別にこいつのことは嫌いじゃねぇ。


最初は好き好きアピールされて


うぜぇ、こいつ。


とか思ったりしたけど


最近はそんなこと思わなくなった。


てか、むしろ鮎原といるとラクだ。


自分の素をだせるって言うか…。