そして早瀬くんと真弓ちゃんは2人で私の横を通りずきていく‥‥。
「心春、とりあえず部屋行こう」
隣にいた愛花が気を利かせて私を部屋まで連れて行く。
「心春、大丈夫‥??」
部屋へついて愛花が、ふかふかベッドに座っている私の隣に座って私にそうきく。
本当は平気なんかじゃない。
だけど、せっかくの修学旅行なのに愛花に心配かけたくない。
だから私は
「全然へーきだよ??
ごめんね!なんか心配かけちゃって‥ハハっ」
無理やり笑顔をつくる。
「うそ!
平気って顔じゃないでしょ?
確かに、心春はいつも早瀬になにいわれてもニコニコしてるけど‥‥今のは辛かったんでしょ?
何年親友やってると思ってんの?
心春のことなんて全部お見通しだよっ」
愛花‥‥
なんで‥‥いつも毒舌なくせにこうゆうときに優しくするのよぉ‥‥
視界が涙でぼやけていく。
「心春‥‥泣きたいなら泣きな?」
うぅー‥‥
愛花の優しさに涙がポロポロ目からこぼれ落ちる。
「ふぇ‥‥愛花ぁーーー!!!」
私は愛花の胸に飛び込む。

