ハッピーバースデイ


周りを見るけれどちーちゃんは居ない。

今日一人で居る所を見られたら何を言われるか分からない。

とゆうか、銀司が殺されかねない。


「あ、れ? 今日銀司誕生日じゃね?」


ここにも突っ込む人がいた…!

分かりやすく口を噤むと、首を傾げられた。


「いや、今ね。ケーキのレシピ本を」

「ああ、新しいの?」

「そう! 新しいの」


ああ神様、作りもしないようなケーキレシピに大切な文庫本へのお金が吸い取られていくみたいです…!