そう言いながらも家族ぐるみの誕生パーティーを開けばいつも来てくれるし、家族揃ってが無理な時でも、二人だけで小さく祝った。 それが、そんな時が幸せで。 「25日、です」 答えたそれに、みんなが食いつく。 「え、何月?」 「八月? 九月?」 「もしかして今月?」 答えない銀司。 古典の先生も誕生日だけでこんなに盛り上がるとは思ってなかったんだろう。 少し驚きながら笑っている。 「ほら、静かに。じゃあ次、25番」 次の問題に当たったクラスメートが答えを口にした。