あたしは必死で走って、
前を走っている子との差を着実につめていった。
1人、また1人と抜いて行き
ついに先頭を走っている子を捉えた。
「頑張れー!未生ー!」
周りからはあたしを応援してくれる声があがっている。
でも、正直もう限界かも……
抜けない………!
そうあたしが諦めそうになっていた時だった。
「諦めんなー!」
聞き慣れた声がしてチラッと声のした方をみてみると……
やっぱり…祐介くんだ……。
祐介くん…さっきあんなことがあったのに……。
あたしは涙が溢れそうになるのを抑え、必死で走った。
そして………
『ゴール!一位は1組です』
あたしは一位でゴールテープを切った。

