未生のクラス、保健室、中庭………
でもその何処を探しても未生はいなかった。
もしかしたら、もう自分の席に戻っているかもしれねぇ…
という、微かな希望を頼りに、
グラウンドへの通り道である体育館を通り過ぎようとした時
その声は聞こえた。
「…それで、話っていうのは……?」
……待てよ。
この声はまさか……未生?
そう思って物陰に姿を潜め、声のした方を見てみると………
「…んで……アイツが………」
そこには未生と……麗華がいた。
…西園寺 麗華。
アイツは、俺の中学の時の同級生であり、
元カノでもあった奴ーー…。

