泣きじゃくって、俺の胸に顔をうずめたまま眠ってしまったエリカ。



どれくらいそうしていただろう…か?



正直驚かされていた…


エリカが、こんな風になるなんて…?


気が強くて、人前で涙なんて見せないタイプのエリカが…



「…ごめんな、エリカ…」



窓の外は何事もなかったかのように、朝を迎えようとしていた。