「…俺さ、葵の事一生守っていくから…。


だから、ずっと俺のそばから離れんなよな?


そしていつか…俺の夢叶えてくれよな?」



え…?

それって?



「来年も再来年もまた次の年も…ずっと一緒にこの場所にこよう?


葵…大好きだよ。


もう泣かせないから。

俺が絶対に幸せにするって誓う……。」



そう言って、斗真は私の事をぎゅ~っと強く抱きしめてくれた。


…やだっ、泣きそう。



今まで生きてきた中で一番うれしいのに

なのにたくさんの涙が溢れてきた。


けれど悲しい涙じゃないからいいよね?



「斗真…私も…大好きだよ」



胸がいっぱいで涙がいっぱいで

これがやっと言えた私の精一杯の言葉。