精一杯のLOVEをあなたに。。。

ホントニワカラナイ…???


予想もしない出来事に、思考停止…


まだ信じられない私は斗真に近づき斗真の手を握った。


「嘘…?
ウソだよね…?
いつもの冗談…だよね?」


必死に訴える私を困ったように見つめる斗真の瞳…


その瞳は今まで私に向けられていた瞳とは全く違っていた…。


それでも私は…


「斗真?
私だよ?葵だよ?

もっとよく顔見て?
何で?何で私の事わからないの…?

なんで……
…なん…で…」



声が震えていく…
瞳がうるんで…
斗真の顔がかすんでいく。


それでも斗真は困った顔のまま何も言わない。


いつもなら抱きしめてくれたのに……


胸が苦しい。
胸が締め付けられるように痛いよ…


私はこの状況にどうしていいかわからず…
流れだす涙を隠すようにして病室を飛び出してしまった…。