「何のよう?」

憔悴しきったようにエリカがいった。


「エリカ…おまえその顔…?」


エリカの顔はサングラスで隠していても葵よりヒドイ状態に見えた…


「誰にやられた?」


「さぁ?」


両手をあげてとぼけるエリカにストレートにきいた。


「葵を襲わせたのは、おまえか?」


俺のその問いにエリカは黙った。


「エリカ?おまえが、頼んだのか?」


もう一度俺は聞いた。


「………やっぱりバレてたんだ?


そうだよ。

葵を襲うように頼んだのはあたし…。

でも残念だわ~

いちよ~?
未遂で終わったんでしょ?
斗真よく間に合ったんだね~?」



悪びれた様子もなくいい放ったエリカの言葉に俺の怒りは
一気に爆発した…



「てめぇ~!」